SIRIUSギャラリー
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撮影 : 2001.6.26
画角 : 21'.2 x 21'.1
積分時間 : 30s x 20
高画質画像(約1MB)
中画質画像(約500kB)
画像公開 : 2002.8
 グレートアトラクターの中心的存在と考えられている銀河団。私たちの銀河系は他の近傍の銀河とともに「グレートアトラクター(巨大引力源)」と呼ばれる方向に引き寄せられているようだと考えられているが、その方向は天の川によって隠され、引力源の正体はよく分かっていなかった。1990年代半ば、この方向にある銀河団 Abell 3627が、満月ほどの面積に500個近い銀河が集まった大銀河団であると判明した。この銀河団は、グレートアトラクターの重要な構成要素の1つであるらしい。
 近赤外線は星間物質による吸収を受けにくく、天の川の背後の銀河を探すのに適している。この画像にもたくさんの銀河が映っている。
撮影 : 2002.2.5,10
画角 : 7'.8 x 11'.8
積分時間 : 30s x 30
高画質画像(約1MB)
中画質画像(約500kB)
画像公開 : 2002.5
 太陽系から1億5千万光年の距離にある銀河団。銀河団の中では近傍に位置するものの一つで、100個以上の明るい銀河が数平方度の範囲に集まっている。
 この画像は銀河団の中心部をSIRIUSで2視野分撮影し、つなぎあわせたもの。銀河団の中のごく一部の領域だが、大小あわせて10個以上の銀河が確認できる。
なお、画面左上から延びる光のすじは、画面の少し外にある明るい星の、望遠鏡のスパイダーによる回折光。