SIRIUSについて : 概要
SIRIUSとは
SIRIUSは「近赤外3バンド(J・H・Ks)同時サーベイ用カメラ」である。
1024×1024ピクセルという大フォーマットHgCdTe検出器を3台搭載し、3つの
バンドで同時撮像するため、広視野を高解像度で効率良く観測できる。
観測には主に専用望遠鏡である
南アフリカ1.4m望遠鏡を使用する。
近赤外域では2MASS・DENISの2つの全天規模サーベイがすでに行われて
いるが、両者とも解像度はシーイングリミットに達しておらず、限界等級も浅い。
SIRIUSは観測領域を興味深い数10平方度程度に限定し、シーイングリミットの
高解像度で、Ksバンド17等程度のディープサーベイを行うことを目的としている。
観測計画
現在までの状況
2000年8月 |
ハワイ大学2.2m望遠鏡にてファーストライト |
10月 |
ハワイ大学2.2m望遠鏡にて観測 |
11月 |
南アフリカに輸送 |
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南アでのファーストライト |
12月 |
マゼランサーベイ開始 |
2001年3月 |
星形成領域・銀河面などの観測開始 |
8月 |
ハワイ遠征、ハワイ大学2.2m望遠鏡にて観測 |
10月 |
マゼランサーベイ再開 |